直撃インタビュー

一見コワモテ?でも、実際は非常に紳士で情にあつく、
その魅力的な人間性に自然と惹かれてしまう。そんな、カーネギー学院、安田代表にお話を伺った。

カーネギー学院 安田代表

家庭教師派遣というと、今や沢山の会社があり、利用者としてはどこを選ぶべきか迷う状況にあるのではと思われます。ズバリ、他社との違いはなんでしょうか?
一番に挙げられる点は、やはり、代表自らが教育の現場に身を置き、授業を日々実践しているということです。派遣型ではない、比較的小規模な個人塾などであれば、代表も現場に立って、何かしらの授業を担当し、さらに言えば各受講生のことをしっかり把握できているようなことは珍しくないかと思います。しかし、家庭教師派遣となると話は違ってきます。おそらく、代表自らも家庭教師の一人として現場に出向くようなところは、うち以外はほとんど無いだろうと思います。家庭教師という授業スタイルの都合上、全ての生徒を教えることはできませんが。
代表自らが現場に立つことによってもたらされるものとは一体なんでしょうか?
それは言うまでもなく、教育の現状を、身を持って知り、何がどう変わっていっているのかをしっかり把握できることです。そして、自らが感じたこと、気付いたことを、同じく現場で頑張っている他の先生達の抱える悩みや問題を解決するべく、しっかり共有してフィードバックする。そうすることで、私も含めて先生達のスキルアップ・レベルアップを常に図ることができ、その結果、より良い授業の提供に繋がっていくのです。
このような、代表も加わっての先生同士の横のつながりの強さは、うちはどこにも負けないものと自負しています。
家庭教師派遣という業界において、保護者の方からのお問い合わせで特に多いのは、「先生の研修はしっかり行なわれているのか?」という質問です。
このとき、おそらくどこの家庭教師派遣の会社も「うちはしっかり研修を行なっています。」というような通り一遍の回答しかなされないと思います。大手であればあるほどそうだと思います。大手は、マニュアルが用意されてあって、ケースごとの対応方法があらかじめ定められています。しかし、生徒は一人一人個性があって、色々と向き不向きがあるはずです。果たして、通り一遍のマニュアル対応だけで、授業自体も勿論のこと、トータルな意味において、生徒と先生の、ベストな関係性を築いていくことは可能でしょうか?正直私は、それは難しいと思います。やはり、そのときそのときの現場判断が何より重要であって、その判断を円滑に正しく下すには、先生同士の繋がりも必要になってくるわけです。
あえて言いますが、代表自らが現場に立つということは、裏を返せば、経営に徹することができないということです。実は最初のころは、私は現場に立っていませんでした。しかし、とあるきっかけで現場に立つ必要が出て…一度は、離れていた指導の現場ですが、再び教える醍醐味を知ってしまうと、もう駄目でしたね(笑)。教育業界とは言え、会社である以上、経営は重要です。でもその一方で、教える喜びを肌で感じ現場の現状を自ら身を持って把握もしたい…今の私の仕事のスタイルは、自分の気持ちに正直に従うまま取り組んできた結果、なるべくしてなったようなものだと自分で思います。

カーネギー学院 安田代表

そもそも家庭教師というのは、どのような存在であるべきなのでしょうか?
そうですね。生徒や保護者さんの望む目的などによっても在り方は変わってくるかと思います。とにかく直近の試験の成績をアップさせたいということであれば、そのためのテクニックを詰め込めば良いので、正直、ある程度以上のレベルの先生であれば、それなりの成果をもたらすことができると思います。
しかし、一番真価が問われるのは、そのあと。
例えば、無事に中学受験なり高校受験を終えたとします。そしてそのあとも、「これからも引き続きお願いします。」と言ってもらえるかどうか。それは、単に勉強のテクニックを教える技術が高いかどうかだけの判断にはならないはずです。「この先生とこれからも一緒に頑張っていきたい。」という思いは、勉強は勿論、それ以外のこともトータルに真の教育として教えてくれる先生に出会って初めて沸き起こるものではないでしょうか?
また、教える生徒ごとに距離感を柔軟に変えられる先生であることも重要です。直近の受験対策などであれば、受験に向かうということなので、ある程度どの生徒との距離感も似通ってきますが、それ以外の時期をどれだけ気を抜かず充実したものにできるか。この点において重要になってくるのは、生徒ごとに最適な距離感を測れる先生なのかどうかだと思うのです。
ただ勉強を教えたり、子守をしたりするだけならば、それはベビーシッターに過ぎません。「Tutor(チューター)」と呼べる存在、つまり、人生や価値観まで教えてあげられるのが本当の家庭教師だと思います。
そしてうちでは、そういう本物の家庭教師と呼べる先生を多く抱えている自信があります。いい先生との出会いに感謝の毎日ですね。
先生と生徒のマッチングはどのように行なわれるのですか?
まず先生について。
これについては、すべて私が自ら面接します。直接会って話をして、書類だけでは見えてこない部分を見出すようにしています。
次に生徒について。
こちらについても、よほど急ぎ等の場合でない限り、ご家庭に出向いて、私自ら直接会うようにしています。親御さんは勿論のこと、生徒本人と話をさせていただいています。
このように、双方に私が直接会って話をして、適性を見極めたうえで、先生の選任を行なうことを基本としています。またその際、2,3日おいて、頭をクールダウンさせて、冷静に振り返りながら選任の決断を下すようにしています。ですので、時々少しお急ぎの保護者の方から、「先生は決まりましたか?」とご連絡いただくこともあります(笑)。
選任の際には具体的にどのようなことが、優先される判断基準になりますか?
まず1点目。勉強を教えるという以上は、やはりその科目を教えるのが得意かどうかは非常に重要です。先生の自己分析と過去の実績等を総合的に見て判断しています。
また2点目として、物理的に距離が近いかどうかも重要なポイントです。
これらの2点は、家庭教師派遣という分野においては、どう考えても欠かせない客観的な条件ですね。
加えて、3点目としてうちで重要視している判断基準は、性格が合うか合わないか。つまり双方の相性がいいということです。
これは、円滑に充実した授業を継続させる為には非常に大きなポイントです。場合によっては、こちらの経験上の判断で、保護者さんが希望するタイプとは異なる先生をあえてご提案することもありますし、そのほうがうまくいくことが多々あるんです。
候補の先生と生徒の双方を知る私が、私の今迄の経験や感覚に基づいて選んでいます。
この3点目の判断基準が実は一番考慮されるべきと言っても過言ではないです。ただ、これが一番難しく、本当に手間がかかってしまうのですが(汗)。

カーネギー学院 安田代表

次に、今の家庭教師派遣の業界全体に対してのご見解をお伺いできますか?
正直、危惧があります。
それは業界の体質。高額な教材の隠れ蓑になっていたり、テレビコマーシャルで集客したあと、法外な諸費用を請求したり、何か起きた際の責任の所在が不明だったり…
言うまでもなく、家庭教師派遣は教育に関わるものであって、物品販売とは異なります。
保護者の皆様は、宣伝に踊らされずに、ちゃんと見極める必要がありますが、なかなか判断は難しいでしょう。
カーネギー学院は、地元福岡の人間である私が代表を務め、自ら現場にも立っていますので、いい加減なことはできません。常に大きな責任感、そして使命感を抱えて取り組んでいるつもりです。
今後、目指していく方向性について教えてください。
基本路線は変わりません。利益を求めすぎず、まっとうな価格で、本当の力がつけられる家庭教師派遣サービスを提供し続けていく。とにかくそれだけです!

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